3-10 – ブロック作成時とブロック分解時の画層について

ブロックと画層の関係を理解すると、ブロックを更に便利に使うことができます。

【例A】

以下のような場合には、複数の画層で図形を作成し、ブロック化することをお勧めします。

  • 常に決まった画層名を使用して図面作成をする
  • 複数の線の太さや線種を使用したブロックを使いたい

【例B】

以下のような場合には、0(ゼロ)画層で図形を作成し、ブロック化することをお勧めします。

  • ブロックを挿入先の画層プロパティで表示させたい
  • 意図しない画層が追加されては困る
【例A】
複数の画層に作図した
図形をブロック化
【例B】
0(ゼロ)画層に作図した
図形をブロック化
①ブロック作成 任意の複数画層で図形を作成 0(ゼロ)画層のみで図形を作成
②ブロック挿入 図形作成時の画層のプロパティで表示 挿入先の画層のプロパティで表示
③ブロック分解 図形作成時の画層へ分解される 0(ゼロ)画層へ分解される
他図面からのブロック
挿入による画層の追加
ブロックで使用されている画層が
挿入先の図面に追加される
追加されない
注意点 図形作成時の画層が挿入先の図面に
ない場合は、それらの画層が追加される
挿入先の画層を保持して分解を行うには
xplodeコマンドを使用する

作成した手順や設定により、挿入後の表示や分解後の状態が異なります。
ここでは、手順や設定による違いを確認します。