不要になった画層や、使用していないブロックなどが図面に残っていると、図面のデータ量が増加し、AutoCAD LTの動作が遅くなってしまう要因のひとつになります。
この問題を解消するため、不要になった画層や、使用していないブロックなどを削除するには、[削除]コマンドではなく、PURGE[名前削除]コマンドを使用します。
ここでは、[名前削除]コマンドで、現在未使用で不要なブロック定義を削除する方法を紹介します。
手順
1 – 名前削除を実行する
[アプリケーションボタン]をクリックして、[図面ユーティリティ]の中にある[名前削除]を選択します。
2 – 名前削除の実行 – 項目選択
[名前削除]ダイアログボックスが開きます。
[名前削除可能な項目を表示]にチェックが入っていることを確認し、リストから削除したい項目名(ここでは「ブロック」)の左側にある[+]マークをクリックします。
3 – 名前削除の実行 – 削除したいブロック名を選択
展開すると、現在未使用で削除可能なすべてのブロック名が表示されるので、削除したいブロック名(ここでは「ブロックA」)を選択し、[名前削除]ボタンをクリックします。
[名前削除時にそれぞれの項目を確認(C)]にチェックが入っていると、[名前削除-名前削除の確認]ダイアログボックスが表示されるので、[この項目を名前削除(P)]をクリックして実行します。
ブロック参照または外部参照に含まれている不要な項目を削除する場合には、[ネストされた項目も名前削除]チェックボックスにチェックを入れます。
4 – 名前削除の完了
「ブロック」の項目を確認すると、不要だったブロック(ここでは「ブロックA」)が削除されました。
[閉じる]ボタンをクリックして終了します。
画層の中のある図だけを消したいがその層のすべてが消えてしまうので困っております。解決方法を教えて頂きたくよろしくお願いいたします。