通常、ハッチングコマンドでは、選択した領域の数にかかわらず1つのハッチングオブジェクトとして作成されます。
境界毎にハッチングの編集をしたい場合、境界毎にハッチングが独立している必要があり、上記の方法だと独立させたい境界の数だけ同じ処理を繰り返す必要があります。
複数の領域に対して1回のコマンドで、個々に独立したハッチングオブジェクトを作成したい場合は、[独立したハッチングを作成]に切り替えることで可能になります。
この設定は、選択した領域に対して単一のハッチングオブジェクトを作成するのか、個々のハッチングオブジェクトとするのかをコントロールします。
ここでは[独立したハッチングを作成]の設定を有効にして、領域毎に独立した複数のハッチングを作成する操作手順をご紹介します。
なお、1回のコマンドで作成できるハッチングのパターンは、すべて同じパターンとなります。
1-ハッチングコマンドを実行
[作成]パネル-[ハッチング▼] - [ハッチング]コマンドを選択します。
2-ハッチングを独立させるための設定
リボンメニューに[ハッチング作成]コンテキストタブが表示されます。
[ハッチング作成]コンテキストタブ - [オプション] パネル - [オプション▼] - [独立したハッチングを作成]をクリックし、背景が青色で表示されていることを確認します。
3-領域を指定
ハッチングをかける領域を指定します。
ここでは図形の内側を3箇所クリックしています。
4-領域を確定
ハッチング領域の選択を確定し、コマンドを終了します。
[ハッチング作成]コンテキストタブ - [閉じる]パネル - [ハッチング作成を閉じる]をクリックします。
5-結果を確認
作成後のハッチングを1つ選択すると、そのハッチングだけが選択されます。
[独立したハッチングを作成] を有効にすることで、1回のコマンドで独立したハッチングを作成することができるようになります。
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