AutoCAD LTとAutoCADは同じデータ形式「DWG」です。
AutoCAD LTで作成した図面のDWGファイルは、AutoCADで開いて編集することができます。
ただし、DWGデータ形式にもバージョンがあります。そのため異なるバージョンのAutoCAD間でDWGデータの受け渡しを行うときは互換性を気にする必要があります。
また、AutoCAD LTには3次元機能がありませんので、AutoCADで作成した3次元データをAutoCAD LTで編集することはできません。
異なるバージョン間でのDWGデータ互換については下記をご参考にしてください。
DWG/DXFのデータ形式
AutoCAD LT/AutoCADの各バージョンは下記のデータ形式に対応しています。
ファイル形式名 | 対応するAutoCAD LT / AutoCADのバージョン |
---|---|
2018形式 | LT2023 / 2023 LT2022 / 2022 LT2021 / 2021 LT2020 / 2020 LT2019 / 2019 LT2018 / 2018 |
2013形式 | LT2017 / 2017 LT2016 / 2016 LT2015 / 2015 LT2014 / 2014 LT2013 / 2013 |
2010形式 | LT2012 / 2012 LT2011 / 2011 LT2010 / 2010 |
2007形式 | LT2009 / 2009 LT2008 / 2008 LT2007 / 2007 |
2004形式 | LT2006 / 2006 LT2005 / 2005 LT2004 / 2004 |
2000形式 | LT2002 / 2002 LT2000i / 2000i LT2000 / 2000 |
R14形式 | R14 |
新旧バージョンのデータ互換について
AutoCADとLTのバージョン2023~2018のデータ形式は、「2018形式」と呼ばれる同じバージョンのDWGファイル形式です。
そのため、AutoCAD自体のバージョンが違っても、そのままのデータを扱うことができます。
しかし、AutoCADが2017以前のバージョンの場合、2023~2018とはDWGのデータ形式(バージョン)が異なるので注意が必要です。
2017以前のバージョンで作成したDWGファイルは、上位バージョンで開いて編集することはできます。
反対に2023~2018で作成したDWGファイルを2017以前のバージョンで開くには、2023~2018(上位バージョン)で保存する際にDWGファイルのデータ形式を古いデータ形式に合わせる必要があります。
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