DWG(ディーダブリュジー)は、AutoCADやAutoCAD LTなどのAutodesk製品で使用されている標準のデータ形式です。
DWGデータ形式には以下の種類があり、AutoCADのバージョンにより対応できるデータ形式が異なります。
- 2018形式:AutoCAD 2018/AutoCAD LT 2018 図面(*.dwg)
- 2013形式:AutoCAD 2013/AutoCAD LT 2013 図面(*.dwg)
- 2010形式:AutoCAD 2010/LT2010 図面(*.dwg)
- 2007形式:AutoCAD 2007/LT2007 図面(*.dwg)
- 2004形式:AutoCAD 2004/LT2004 図面(*.dwg)
- 2000形式:AutoCAD 2000/LT2000 図面(*.dwg)
- R14形式:AutoCAD R14/LT98/LT97 図面(*.dwg)
最新バージョンのAutoCAD LTで古いバージョンのDWGデータを読み込むことはできますが、古いバージョンAutoCAD LTで最新バージョンのDWGデータを読み込むことはできません。
バージョンが異なるAutoCAD間でDWGデータのやり取りを行う場合は、お互いのバージョンを確認し、読み込み可能なデータ形式で保存する必要があります。
DWGデータ形式の種類と対応しているAutoCAD LTのバージョンは以下の通りです。
ファイルの種類 | 対応するAutoCAD LTのバージョン |
---|---|
AutoCAD LT2018 / AutoCAD2018図面(*.dwg) | LT2018 / LT2019 / LT2020 |
AutoCAD LT2013 / AutoCAD2013図面(*.dwg) | LT2017 /LT2016 / LT2015 / LT2014 / LT2013 |
AutoCAD LT2010 / AutoCAD2010図面(*.dwg) | LT2012 / LT2011 / LT2010 |
AutoCAD LT2007 / AutoCAD2007図面(*.dwg) | LT2009 / LT2008 / LT2007 |
AutoCAD LT2004 / AutoCAD2004図面(*.dwg) | LT2006 / LT2005 / LT2004 |
AutoCAD LT2000 / AutoCAD2000図面(*.dwg) | LT2002 / LT2000i / LT2000 |
AutoCAD R14 / LT98 / LT97図面(*.dwg) | R14 |
FAQ「古いバージョンで開ける図面データを作成したい 」
FAQ「常に古いdwg形式で保存するには? 」
参考
他のメーカーのCADソフトウェアとの互換性について
Autodesk社以外のメーカーのソフトウェアでも、DWGやDXFデータ作成が可能なものもあります。
CADソフトウェアは、それぞれに設計思想が異なり、プログラムも異なります。そのため、DWGやDXFであっても完全な互換性を保証するものではありません。
AutoCAD LT 2014以降のバージョンでは、Autodesk製品以外で作成されたDWGファイルを開くときに、下図のような表示が出るようになっています。
メーカーサイト「DWG の概要 」
参考
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