「常に決まった画層名を使用して図面作成をする」
「複数の線の太さや線種を使用したブロックを使いたい」
このような場合には、複数の画層で図形を作成し、ブロック化することをお勧めします。
- 0(ゼロ)画層以外の複数の画層を使用して、図形を作成しブロック化します。
- 挿入したブロックは[現在の画層]に属しますが、図形は作成時の画層プロパティで表示されます。
- このブロックを分解すると、図形は作図時の画層に戻ります。
1 – ブロック作成
下図は、複数の画層を使用して作成されている図形です。
画層のプロパティは下記のようになっています。
下図は、上図の図形を作成したときの画層管理を開いた状態です。
2 – ブロック挿入
手順1で作成したブロックを挿入します。ブロック挿入時の[現在の画層]は下記の通りです。
ブロック挿入したブロックを選択し、オブジェクトプロパティ管理で確認しています。
画層名は[隠れ線]となっていますが、図形はそれぞれの画層のプロパティで表示されます。[色][線種][線の太さ]のプロパティが[ByLayer]となっており、図形を作成したときの画層のプロパティを継承しています。
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Lddと言う画層で梯子の図面を描き、それにLdimと言う画層で寸法を入れる。
Ldim画層を消しておいてLdd画層で梯子の図面をブロックにする。
Ldim画層を生かして寸法付図面を転写する。
いつの間にかLdd画層で作成したはずの図面がLdim画層になっている。
しかし画層窓を見るとLdd画層は見えないはずだが・・・?