図面データ(DWG)を作成したバージョンが知りたい

2012年7月9日

「このAutoCADの図面データは、どのバージョンで保存されているのだろう・・・」

AutoCAD/AutoCAD LTで保存した図面データは通常「DWGデータ形式」で保存されます。このDWGデータにもバージョンがあり、AutoCAD/AutoCAD LTの新しいバージョンで作成したDWGデータは古いバージョンで開けない場合があります。

「開けるはずなのに開けない・・・」
そんなときはDWGデータのバージョンを確認してみてもよいかもしれません。

DWGファイルの名前や拡張子を見てもDWGデータのバージョンはわかりませんが、ここでご紹介するメモ帳などのテキストエディタを使うことでDWGデータのバージョンを簡単に確認できます。

手順

1 – [メモ帳]でAutoCADファイルを開く

Windowsに付属しているテキストエディタ「メモ帳(notepad.exe)」を使用した例です。

  1. Windowsの「メモ帳」起動します。
  2. [ファイル]-[開く]メニューを選択します。
  3. [開く]ダイアログボックスが表示されたら、下側にある[ファイルの種類]を[テキスト文書(*.txt)]から[すべてのファイル]へ変更します。
  4. バージョンを調べたいAutoCAD/AutoCAD LTの図面ファイル(dwgファイル)を開きます。

    tkn_faq-file-669_10

2 – 最初の文字を確認

表示された文の先頭から6文字を確認してください。

この文字から図面データを作成したAutoCAD/AutoCAD LTのバージョンを確認できます。

tkn_faq-file-669_20

先頭6文字とAutoCADファイル(dwgファイル)のバージョンは、以下の表のように対応しています。

先頭6文字 ファイル形式名 対応するAutoCAD/AutoCAD LTのバージョン
AC1032 2018形式 2018/2019/2020/2021/2022/2023
AC1027 2013形式 2013/2014/2015/2016/2017
AC1024 2010形式 2010/2011/2012
AC1021 2007形式 2007/2008/2009
AC1018 2004形式 2004/2005/200
AC1015 2000形式 2000/2000i/2002
AC1014 R14形式 R14