「Express Tools」とは、AutoCADで提供されるサービスツールです。
(※AutoCAD LTでは提供されません。)
「Express Tools」には以下のようなコマンドが用意されています。
(※コマンド・ヘルプはすべて英語です。メーカーサポート対象外のツールとなります。)
バージョン2021以前のAutoCADで「Express Tools」を利用する場合は追加インストールが必要です。(バージョン2022からAutoCADインストール時に標準インストール。)
追加インストール方法については、以下をご確認ください。
インストール済みのAutoCADに対してExpress Toolsを追加する方法(バージョン2021以前)
[Blocks]パネル
Explode Attributes to Text
属性定義を分解します。
分解コマンドでブロックを分解すると属性値が表示されますが、こちらのコマンドを使うと入力した文字のまま表示することができます。
List Xref/Block Properties
ブロックまたは外部参照内のオブジェクトプロパティを一覧表示します。
Import Attribute Information
書き出した属性情報を読み込みます。
Export Attribute Information
属性情報をテキスト形式で書き出します。
このコマンドと属性情報を読み込むImport Attribute Informationコマンドを使うと、ExcelでAutoCADのブロック属性を変更して、読み込むことができます。
[Text]パネル
Arc-Aligned Text
円弧上に文字を配置します。
Explode Text
文字をポリラインオブジェクトに分解します。
文字をポリライン化したあとに、押し出しコマンドで3Dオブジェクトにすることができます。
Enclose Text with Object
文字を円や長方形などで囲みます。
Automatic Text Numbering
文字に自動で番号付けを行います。
[Modify]パネル
Move/Copy/Rotate
1回のコマンド内で移動/コピー/回転/尺度コマンドを実行できます。
Flatten objects
3Dオブジェクトを2Dオブジェクトに変換します。
元の画層、線種、色などが可能な限り保持されます。
[Layout]パネル
Merge Layout
複数のレイアウトを1つのレイアウトに結合することができます。
[Draw]パネル
Break-line Symbol
破断線を作成することができます。
[Dimension]パネル
Dimstyle Export
寸法スタイル設定を外部に書き出します。
Dimstyle Import
書き出した寸法スタイル設定を読み込みます。
このコマンドと寸法スタイルを外部に書き出すDimstyle Exportコマンドを使うと、現在の図面から他の図面に寸法スタイルを転送することができます。
[Tools]パネル
Command Alias Editor
コマンドのショートカットをカスタマイズできます。
System Variable Editor
システム変数の設定を表示/編集/保存などができます。
Dwg Editing Time
図面の編集時間を記録します。
[Web]パネル
Show URLs
図面に含まれているURLを表示/編集することができます。
Find and Replace URLs
図面に含まれているURLを検索して置換することができます。
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